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経鼻インフルエンザワクチン フルミストについて

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経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」のご紹介

当院では、昨年からインフルエンザワクチンとして「フルミスト」を導入いたしました。

フルミストは、注射ではなく、経鼻(鼻から)で接種することができるワクチンで、特に小児の患者さんに対して、より負担が少ない接種方法として注目されています。

今回はフルミストについて、保護者の皆さまが安心して選択できるように、フルミストの安全性や有効性について詳しく解説いたします。

1. フルミストとは?

フルミストは、従来のインフルエンザワクチン(注射型)とは異なり、鼻にスプレーする形で接種が行われます。

特に小児にとって、注射による痛みがなく、怖がらずに接種できる点が大きな魅力です。

2. フルミストの安全性

フルミストは、厳格な臨床試験を経て承認されたワクチンです。欧米では早くから実用化され(アメリカ 2003年 〜、ヨーロッパ 2011年 〜)、注射型のインフルエンザワクチンと同様に、これまでに多数の患者に対して安全に使用されています。

副反応としては、鼻詰まりや軽い鼻水が見られることがありますが、これらは通常、接種後数日以内に自然に回復します。

ただし、以下のいずれかに該当する場合はフルミストを接種できません。接種前には問診にてこれらの項目をしっかり確認いたしますので、該当するかご不明な点がありましたら遠慮なくご相談ください。

  • 2歳未満、または19歳以上の方
  • 明らかな発熱のある方や重篤な急性疾患にかかっている方
  • 免疫力が低下している状態(免疫抑制療法を受けているなど)
  • フルミストの成分でアナフィラキシーをおこしたことがある方
  • 妊婦または妊娠の可能性がある方
  • アスピリンを服用中の方

3. フルミストのメリット

痛くない

従来の注射型のインフルエンザワクチンと異なり、鼻腔内にスプレーを吹きかけるだけなので、痛みがありません。

効果が長持ち

海外でのデータではフルミストは1年後でも57%の方に効果が続きます

予防効果が高い

経鼻ワクチンであるフルミストは、鼻の粘膜に直接作用するため、特にインフルエンザウイルスが侵入する入り口となる鼻や喉の免疫を強化する効果があります。これにより、インフルエンザにかかるリスクが低減し、発症した場合でも症状が軽減されることが期待されます。

4. 接種料金

税込み8,000円

5. 接種後の注意点

フルミスト接種後には、軽い鼻の不快感や軽い発熱が見られることがありますが、これらは通常1~2日で回復します。接種後は、普段通りの生活を送っていただいて構いませんが、接種当日は激しい運動を避けることをお勧めします。

6. よくある質問

Q1. 鼻詰まりがある時でもフルミストを受けることはできますか?

A. 鼻詰まりが強い場合は、ワクチンを十分に鼻粘膜に行き渡らせられない可能性があり、接種の効果が低下する恐れがあります。

軽度の鼻詰まりであれば鼻を吸引した上で接種可能なケースもありますが、医師が鼻の状態を確認してから判断することが望ましいです。

もし鼻炎がひどく、接種当日に明らかな鼻づまりや粘膜の炎症がみられる場合は、状態が落ち着いてから接種を検討することをおすすめします。

Q2. 接種後、どのくらいで免疫が獲得されるのですか?

A. 一般的には、接種後1~2週間ほどで十分な免疫が形成され始めると考えられています。

個人差はありますが、ワクチン接種後すぐに完全な防御効果が得られるわけではありません。

可能であれば流行が始まる前に接種を済ませ、十分な時間をおいてから免疫を確立しておくことが大切です。

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